












陶器のぽってりとした厚みがあり、持ちやすいようくびれた形ですべすべの肌、ひっくり返すと、高台で凹みがあります。
北フランスの冬の寒い時期にカフェやビストロで使われていました。
コーヒーがまだ貴重で、コーヒー1杯では身体が温まらない寒い日は、飲み終えたカップがまだ温かいうちに、カップを裏返して凹みに「カルヴァドス(蒸留酒)」を入れて飲んだそうです。
温まったカップのおかげで、香りも立ち、美味しく、身体も温まります。
寒い地で体を温めるためのつくられたフランスらしいカップです。
今ではエスプレッソなど、少量のコーヒーを飲みたい時に。
アンティーク好きとしては、実用的ではないかもしれませんが、コレクションになる逸品です。
FRANCE
Gien
年代
1800年代中頃
大きさ
高さ
約7cm
φ約7cm
※フチに剥がれや欠け、底にエグれ、ニュウがございます。画像にてご確認ください。